2023.07.02 徳島県牟岐港から巡航船で15分ほど走ると出羽島に着きます。定員70名の船に行きは3人、戻りは1人。片道200円の旅でした。島人口は(なぜか巡航船の定員と同じ)70人だそうですが、港を取り巻く集落をぐるりと歩いて島人には5人しか出会わなかったの…
高知県東洋町生見海岸のサーファー 2023.07.02 ニュートンはリンゴが落ちるのを見て重力説を思い付いたそうですが、リンゴが落ちるのは当たり前のことだからフツーの生活人は食べることしか考えません。渚に波が立つのも当たり前のことだから波の原理なんて…
< 2023年の現在史 > コロナコロナで脅しまくったNHK(ただし徳島News Web)が「コロナワクチン接種後に死亡した女子中学生」のニュースを流しました。これが20時前後の全国ニュースで伝えられたかどうかは不明ですし、紙の新聞で報道されたかどうかもわかりま…
「トヨタが全個体電池EV充電10分で1200㎞」 という見出しが日経新聞一面に踊りました。2023.06.13 ハイブリッドからEVに乗り換えた従弟によると県内の充電スタンドは数えるほどしかなく混んでいたら待つ他ない。仕様書では走行距離400㎞が可能だが、現実問題…
高知県須崎漁港 シラス 2021.03.17 はや2年前になりますが 須崎漁港でシラスの水揚げを見ました 競りの構え 2021.03.17 釜揚げシラスも旨いですが 生ものを料亭で食すと海の味がします シラス 2021.03.17 サバの生き腐れというように魚は鮮度が命です 釣り師…
四国のまんなか梼原町の廃校舎に韓国人学生を迎え、昼は町民とふれあい、夜ともなれば呑めや歌えのドンチャン騒ぎしていたころ知人経由で絵本「むくげの花の少女」が届きました。絵本の発行年は1997年。当時の韓国は、軍事政権から民主政権に移行し、抑圧か…
四国の山中 徳島と高知の県境にある矢筈峠の看板 2014.07.21 看板には「この東笹林道開設にあたり韓国の方々が就労された。当時、この峠が祖国地形に似ていることから、金学朴氏(杉本氏)が「アリラン峠」と名づけられ同僚達とこの地に立ち遥かなる母国に思い…
台湾嘉義市の烏山頭ダム 2017.10.19 九州ほどの広さの台湾を都合20日ほどあてもなく歩きました。あえて旅の目的を挙げればこの烏山頭ダムを見たかったこと、その設計者八田與一と妻外代樹(とよき)の生涯から、かつての日本人が台湾(また朝鮮半島)で何を造り…
日経新聞2023.04.21 ”AI Impact”によると「相手の兵士をロックオンすると人工知能(AI)が400m先の群集の中から自動で検知する。標的の動きや風速を計算して照準が追尾し、あとは引き金を引くだけ…」と兵器のロボット化を刺激的に描いています。 顔認証はスマ…
高知新港のクルーズ船 2023.04.05 仕事場へ向かう道路脇にクルーズ船が見えるようになり、先日は珍しく同時に2隻の「豪華」客船が停泊していました。2020年に横浜港で大騒ぎしたダイヤモンドプリンセス号を最期に、ぴたりと途絶えていた周遊船旅行が復活し、…
釜山港のチャガルチ市場 2002年夏 1982年にモロッコ在住の友人を訪ねて「ひとり旅」しました。決死の覚悟で借金し、英字新聞の広告欄でヒコーキの安切符を求め、生まれて初めて空を飛びました。搭乗券とは何か? 乗り換えとは何か? という戸惑いから始まった…
私事ながら実家で悲しい出来事があり 兄ともども途方に暮れています どうしたものかと迷っていた矢先こんどは 知り合いの陶芸家が個展の開催前日に逝ってしまい 春爛漫の花のお屋敷で別れの挨拶をしてきました 悲しいときには悲しい歌が心をなぐさめてくれま…
WBC決勝戦 日経新聞 2023.03.23より WBC準決勝の対メキシコ戦9回裏、2塁に達した大谷選手は足のように太い両手を高々と掲げて吠え、村上の一打で逆転しました。決勝の対アメリカ戦9回表に登板したショウヘイ投手がトラウトに向けて投げた最期の一球はiPadで…
Korea南部道路脇 の民家? 2008.08.16 サグラダ・ファミリアで有名な アントニオ・ガウディーも、おや!? と目を止めそうな建物がありました 韓国南部のチムジルバン(蒸し風呂)付き宿 2008.08.16 地べたから円錐が立ち上がって 屋根を突き抜けた煙突にご注目く…
「土佐國幡多といふ所」にある奥御前宮 2022.12.12 郷土史家によると土御門上皇が「幡多」まで来たかどうかは確証がないようです。しかし行在所をピンボイントで確定したからといって歴史の何が見えるわけでもなく、ぼくにとっては不遇の天皇が土佐に滞在し…
高知県黒潮町白浜 2022.12.12 高知県西部の幡多地域は東京からの時間距離が日本一長い田舎です。そのむかし「東京サ出て」新聞配達し浪人し2年ぶりにお顔がアンパンマンみたいな新幹線に乗りました。土讃線でガタゴト揺られ黒潮町(旧佐賀町)白浜の海がひらけ…
佐渡歴史伝説館にて 2022.08.03 新潟と佐渡をむすぶフェリーは ほぼ年中無休で航行しますが 800年前の鎌倉時代に一枚帆の木造船で 荒海を渡れる日は限られていたようです。 新潟県寺泊越ノ浦神社にて 2013.05.05 佐渡島へは新潟⇒両津、寺泊⇒赤泊、直江津⇒小…
熊本県天草市 崎津集落ガイダンスセンターの展示 2020.08.31 尾形光琳の錦絵を思わせる構図の中に 南蛮人を配したエキゾチックな図です 同ガイダンスセンター 2020.08.31 風を孕んだ帆のピラミッドが木造船に力を与えて波を蹴り 荒海に乗り出した男たちは命…
マルコポーロ ネットより マルコポーロ(1270~1290)の「東方見聞録」によると「ジパングは~大陸から1500マイル離れた大きな島で、住民の肌の色は白く礼儀正しい。また偶像崇拝者である。島では金が見つかるので彼らは限りなく金を所有している。しかし大陸…
岩手県花巻市の散居住宅 (22㎜⇒旧35㎜の標準レンズ使用) 2022.07.29 昨夏バイクで秋田県から岩手県へ抜け広々とした農地を南下しました。地図を見ると東北は山だらけなのできっと貧しいのだろう。「東野物語」には貧しさゆえの悲惨な話がある。不遜にもぼく…
百人一首の西行法師 ネットより 嘆けとて月やはものを思はするかこち顔なるわが涙かな (西行) 西行法師⇒若き日の佐藤義清は、宮中警護に当たる「北面の武士」だったので恐らくは筋骨隆々たる男子であったかと思われますが、なぜか23歳の若さで出家しました。…
「足尾鉱山」古河足尾歴史館の掲示写真 2013.05.15 鉱毒水が渡良瀬川を汚し 有毒ガスは山の緑を枯らし、万策つきた 田中正造が明治天皇に直訴した 「足尾鉱毒事件」の現場です 古河足尾歴史館にて昭和50年の足尾銅山 2013.05.15 精錬後の汚水は渡良瀬川を下…
愛媛県「別子銅山」跡の案内板 2013.07.12 別子銅山の坑道は延べ700㎞ 岡山東京間の距離に相当します 高さ1200m、水面下1000m 鉱山内部は迷路のようですが 残念ながら観光地となった今は 坑道に入り込めません 別子銅山「貯鉱庫」跡 2013.07.12 当時はコン…
新潟県「佐渡金山」道遊の割戸 2022.08.03 観光パンフでよく見かける佐渡の相川金山です なんで真ん中が割れてんだろ けったいな山やなと思ってましたが やっと意味がわかりました 金の鉱脈めがけて堀り進んだら こうなったのでした 佐渡金山全体断面図 2022…
新日本海フェリー甲板 2022.07.23 日本海の荒波を悠々と越えるには 強力なエンジンで巨大船を動かすことに尽きます 2基のディーゼルで2つのプロペラをぶん回し 敦賀・舞鶴⇒小樽・苫小牧を結ぶ新日本海フェリーは 17.000トン32ノット⇒57.6㎞/hの高速船です イ…
隠岐本新古今和歌集 冬歌末尾 右の歌のお題は「海辺歳暮」 冬と春が交替する年の暮れ 寄せては返す波に濡れ、涙とともに 過ぎゆく年を惜しみました 行く年を雄島の海人(あま)の濡れごろも重ねて袖に波やかくらむ (藤原有家朝臣) 諸行無常は世の常、時は去り…
新潟県出雲崎から見た佐渡島 2022.08.05 荒海や佐渡に横たう天の川 (芭蕉) 芭蕉が新潟を歩いたのは 旧暦7月⇒新暦8月にあたります 夏の日本海は湖のように穏やかですが 冬場は嵐のごとくです、してみれば 冬の「荒海」と夏の「天の川」は取り合わせが悪く 句…
古今和歌集(仮名)序 やまとうたは ひとのこころをたねとして よろづのことのはとぞ なれりける (以下略) 日本の和歌は 人間感情を核として 様々なかたちで概念形成してきた (と現代語変換しておきます) 古今和歌集が成立したのは平安時代の913年ですから11世…
「カナクギ流と言われる定家の文字ですが、なんとPCフォントになったりしてるみたいですね」とコメント欄にありました。定家のカナクギが? PCフォントに?? ウッソーと半信半疑で開けてびっくり玉手箱! 東京の某編集長から上記「コメントがありましたよ」と…
中央の囲みは後鳥羽院の隠岐神社 2019.07.30 30数年ぶりに 連絡がとれた大学時代の友人は 旅先で短歌を詠むのが趣味でした 彼は定家が好き⇒定家は後鳥羽上皇の家来 両者とも歌の名手だよなって遣り取りをしていると そこへ割り込んできた別の友人が、大河ド…