山の秋は神楽の季節です。多くは昼過ぎから夕方にかけて奉納されますが、ここは標高600mほどの街灯もまばらな山の中、闇に包まれた吹きさらしの本堂で鉦と太鼓が鳴り響き、邪を払い、神々を悦ばせる舞いが深夜まで続きます。
地元の女子中学生による緩やかな相対舞。いかにシンクロさせるかが見せ場、、
掌に折敷を乗せて舞うのは簡単じゃない。むかし梼原でボクもやってみましたが、丸いお盆が転がって練習にもなりませんでした。
赤い布の中に隠れているのは憤怒、嫉妬、苦悩を顔に集めた恐ろしい般若です。能で言うところの般若→鬼女は二本の角を持つはずですが、ここの鬼さんには角がなく、子どもに蜜柑を配ったりします。
この刀本物ヨ! 榊の枝をスパッと切って床に散らし、両手に握った真剣をブン回す。桟敷のかぶりつきで見るのは怖いほどです。これをビデオでアップしたかったのですが、、
恐ろしい般若の舞台に子どもが集まって来るのはお菓子と蜜柑を投げてくれるから^^
181119記
追記
実は今回ビデオをアップしようとしたのですが100M以内の容量制限がありました。編集するワザは持ってないので70Mの折敷舞をひとつ上げてみます。動いたらお慰み、、