旅は道草 200826 Go to Goto!上五島

 

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教会には必ず聖人かマリアさまがおいでます。ぼくはこの手のリアリズムで作られた西洋人形に妙な先入観を持つ者ですが、さすが教会に置かれるだけあって人形に譬えること自体が失礼なほど美しく優しいマリア像なのでした。

 

 

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教会に響く賛美歌に包まれ、慈愛に満ちた母なる存在に優しく抱かれたら余程の偏屈者でない限り心は神の国に惹かれることでしょう。天国を見て戻った人はいませんが、次なる世が限りなく美しく想像できれば別れは恐れるほどのことではないのかも知れません。

 

「人は死ねばゴミになる」という殺伐たる書を残して逝った検事総長がいます。読まずに言うのもナンですが書名に漂う邪気はただ事ではありません。この文脈でゴミはないよ、あんたどんな裁判やっとったんとその精神性を疑いたくなります。神という人類最高のフィクションが検事総長に分かっていなかったとすれば問題です。出版社が作った標題かもしれませんが、、

 

 

 

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ふるさと自慢も手伝って宿毛宇和海国立公園は素晴らしいと言い続けてきましたが、ここ上五島の海の美しさは別格です。

 

 

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海の青さは日により光によって様々です。まあきれいな海ねと感嘆した時の海は、海水面のみならず磯や渚や海岸林、渡る風や人の暮らしまで含めた形容であり、都市近郊の海水浴場のように遊客でごった返していないことも大事な条件です。

 

 

 

 

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その条件のすべてを含め、ほんまにきれいな海なのでした。

 

 

 

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826日の今日もフェリーは休止です。強風域の中をバイクで走ってたら大雨になり逃げ帰って来ました。横殴りの雨を遠方から見るとカーテンのように、あるいはオーロラのように揺れて流れます。雨の日のバイクは最悪ですが、窓から見る台風の雨はなかなかロマンチックです。とはいえスマホで台風の雨を捉えるのは至難の技なので脳内フォトショップで変換してご覧ください。

200826記 つづく