早稲田の稔り 2021.0803
頭を垂れる稲穂です
高知平野は稲刈りの真っ最中ですが
台風や長雨で思うようには捗りません。
ジャンボタニシにやられたKO大学 2021.0803
冗談では済まないほど広がりつつあります
袋を被せられた梨 2021.0803
まだテニスボールほどの大きさです
道から見下ろす川と
川から見上げる山は
まるで景色がちがいます
いつかここにゴムボートを降ろし
ささやかなラフティングをたのしみながら
河口まで川下りする予定
運がよければけっこう大型のシーバスが
ロッドのむこうでエラ洗いを見せてくれます
町村合併で仁淀町に組み込まれた旧池川町 2021.0803
川から見ると家々がこちらにお尻をむけているけれど
う~ん、いかがなものかと悩んでいました
1990年代の半ばのことでした
「第一回四万十川大学院」で講義しました
昔は木材を筏に組んで川下りしたものだが
今はトラックが木材をつんで山へ登る
われわれは考え方を変えねばならない
村と村が通信で結ばれると町になる
町がネットワークで結ばれると都市になる
都市が結ばれて大都市になり、、というイミフな話を
ときに白髪を撫でながら淡々と語ったものです
当時まだ携帯は普及しておらず
腰のポケベルが振動したら慌てて
近場の電話ボックスを探したものでした
インターネットという概念はなかった時代で
狐につままれたようなお話でした
やがて全国3300市町村を揺るがす合併論が展開され
市町村数は半減し、事が終わって
やっと講義の意味に気付きました
山間の小さな町で凄い大学院が開かれたものです
ただ当の梼原町は合併を拒否しました
恐らくその判断は正しかったと思われます
仁淀川の支流 2021.0803
鮎漁という名の遊び人が7人ほど見えます^^
奥深い川沿いの集落 2021.0803
この辺りだと4Gの電波は届き
探せばパラボラアンテナも見えます
このような道を抜け 2021.0803
四国の真ん中 2021.0803
深い谷間をさらに登ると
周囲の山々は1000mを超え、その向こうには
西日本一の高峰1982mの石鎚山が鎮座まします
標高600mほどに在る寒村 2021.0803
谷間の村2021.0803
道路幅ほどの段々畑に家を建て
部屋の面積を追加すると
お尻が飛び出す
越し屋根がおしゃれな廃屋 2021.0803
やがて柱は朽ち、屋根は崩れ
蔓がからまり、樹木に覆われ
ヒトに寿命があるように村は寂れます
廃屋の庭に咲く百合 2021.0803
百日紅の下の石碑 2021.0803
「道ヲ貫キテ遥カ天ニ通ズ」
モッコとツルハシで山の斜面に
九十九折りの道を造った
峠に立ち天を仰げば
青空に雲が流れる
村人は、樹を伐り、火を放ち、
切り株を除き、畑で鍬を打った
路傍で見かけた墓碑には
椿山をこよなく愛し
焼き畑を慈しんだ父
ここに眠る
とありました
敗戦を記念した不思議な日に
2021.08.15記 つづく