はじめてこの地図を見たとき
Google earthを回したような戸惑いを覚えたものですが
紙の地図を壁に貼り、写真をパソコンの壁紙にして
毎日ながめていたらだいぶ目が慣れました
太平洋にむけて出張った臍が東京なら富山は背中にあたります
富山県で作られた地図だから日本の中心は富山です^^
島根県須佐湾のホルンフェルス 2019.08.03
島根県の友人によると
山陰だ、裏日本だと言われるのは
どこか日陰者めいてイヤだとのことですが
90度回して日本海から見れば陰でも裏でもないですね
世界に島国はようけありますが
1億を超える人口を乗せた先進国で、これほど
奇妙な形をした列島は他にないでしょう
太平洋プレートは千島列島と小笠原諸島を点でつなぎ
フィリピン海ブレートに圧迫される高知沖をGoogle mapで見ると
弓なりにしなる南西諸島弧(琉球弧)が台湾につながります
Google map より
地球温暖化説はあやしい
寒冷化説もあるぞということから
「温暖化」というフレーズが「気候変動」に変わった今
むしろ地球は寒冷化に向かい、あと何万年だかすれば
海水位が下がることだってあるのかも、、
すると津軽海峡も豊後水道も干上がって
点在する南西諸島が線となり
樺太から台湾までバイクで一気に走れるぞと
90度回転地図は色々考えさせてくれます
対馬北部の海沿いに置かれていた看板より 20010.10.01
しっかり描かれています
細切れでひと通り走った今
つくづく日本は長い国だと知りました
タテの長さだけで言えば、アメリカ合衆国、中華人民共和国に匹敵し
海洋面積を含めれば「小さな島国」どころか広大な領域を占有します
気候的にも亜寒帯から亜熱帯まで揃っている国が
そうたくさんあるわけではないでしょう
四国の感覚でいえば北海道の秋はとても短く、冬は長く
旭川は夏37.8度+冬-41.0度⇒なんと最大寒暖差が78.8度もあります!!!
戦車で大根堀り 北海道 2015.10.16
自走したり日本海フェリーに乗ったりして
北海道には都合1ト月ほど滞在しました
仕事柄どうしても目は農業に向かいます
広い大地でアメリカや北欧の農業機械が働く風景を見て
本州、四国とはだいぶ違うなあと思いました
日暮れが早い秋の北海道で南の島を思うとき
妙にちぐはぐな感じがしますね
グローバルマップより
だからJapan seaをトンヘに改名せよと
Koreanはイミフなことを言います
たしかにこの地図で見れば「東海」ですが
残念なことに世界の中心は韓国ではないので
それは言いがかりとしたものです
しかし個人ないし民族がアタマの中で
世界サイコーと思い込むのは勝手だから
他国人が批判するには当たりません
台湾ドラゴンは爪が4つ 台南市にて 20017.10.18
世界一優秀な民族は「中原」に鹿を追う漢民族です!?
その華北から見れば「辺境」に位置するものの
2番目にえらいのが朝鮮民族であり
海の向こうのヤマト島は3番手の「蛮国」と
決めつけるのが、いわゆる華夷秩序です
その証拠に?
Chinaドラゴンは爪が5つもあり
Koreaドラゴンは爪が4つであり
Life誌「過去1000年で最も重要な人物100人」に
Japanドラゴンには爪が3つしかありません(~~
画狂人北斎先生、草葉の陰で薄目をあけて
「へえそんな寓意があるとは知らなんだ」と
こっちを見るかも知れませんが
日本人は人間をランク付けすることが好きじゃないから
爪が三つだろうと五つだろうと、どうでもよかったのかも
ヒトを上下で分けねば暮らしが成り立たない儒教国あるいは
神を失った国では、序列上位が下位に落ちることは
気も狂わんばかりの屈辱でしょう
一方、日本人はこの世の生を終えたら
とりたてて努力せずとも天国なり極楽なりに行ける
あるいは命あるものに輪廻転生し
ウサギかカメかは知りませんが、水平移動し、
次々と生まれ変わると思っています
組織運営上序列を付けることはあっても
それは仮の世のお芝居であって、役を終えれば
同じ立場で酒を酌み交わすことに何の抵抗もありません
生あるものを横に並べ、みな平等とする仏教ないし
神道のやわらかさを誰もが心の奥底に秘めています
サナエノミクスという語呂が合わないネーミングをしてからかわれた
政治家某女史は「日本にはリアルに墓をあばくような文化はありません」
「刑を執行された方、刑期を終えられた方はもう罪人ではありません」
と述べました。男の政治家が口ごもって言えないことを
しっかと前を向き堂々と語った度胸にぼくは感動しました
ヤマトの「水に流す」文化は大陸ないし半島儒教とは相容れぬ思想です
博多湾「元寇防塁」の看板に描かれていた絵 2014.09.10
さて、その誇り高い漢民族=中原の人々は
モンゴルに国を奪われて元となり、13世紀の日本を襲います
高麗兵はモンゴル軍の手下として対日攻略戦を手伝い
博多のヤマト防衛隊に追っ払われました
対馬で「ゴーストオブツシマ」なる
人気ゲームがあることを知りました
へえと思いながらもこの手の知識はさっぱりなので
「こんなん知ってます?」と博学の某編集長に尋ねたら
当たり前のように詳しくご存じでした
次回金田城址の段で触れます
2021.10.29記 つづく