あけまして
おめでとうございます
うっとうしいニュースが続く中ひとり異彩を放つ大谷翔平選手を見てホッとする1年でした。野茂につづき新時代を切り拓いたイチローはどうなんだろ旬が過ぎてレジェンドと呼ばれるのは寂しいなと思っていたら近ごろ高校野球の指導をしているのでした。選抜女子との交流試合は面白かったです。女だてらに硬式野球をなどと言ってはいけないのでスイング、ピッチングとも洗練された迫力があります。イチロー投手は最速135㎞でインコースを突きデッドボールを2度かまして帽子を脱ぎました。女子高生を相手に本気で147球を投げた48歳には恐れ入りますが、片やイチローにヒットを許さなかった女子投手の流れるような筋肉の動きは美しく、へえ~こんな世界もあるんだと目からウロコが落ちました。高知中央高校のピッチャーも参加しています。後半人生を二刀流でたのしむイチロー選手がまぶしいです。
https://www.youtube.com/watch?v=22FWkjMRNPY
秋からハウス胡瓜と格闘しています
植物の成長に追われて土日も正月もありません
日本の農業は肥料の多くをChinaに依存していますが
いま電力不足を理由としてChina発の肥料が制限され
農家に緊張が走っています
世界は材料の供給網でつながっており
かつてレアアースが政治的理由で止められたように
材料は武器ないし政治的圧力にもなります
ちょっとした取引のあったChinaのにいちゃんが
トリの唐揚げをどっさり抱えて年末の挨拶に来てくれました
庶民にとって政治など知ったことではなく
気持ちよく商売ができれば、それでヨシなのですが
そうはいっても政治に振り回され感情がゆらぐのも人間です
2008年の四川省大地震のさい日本人の圧倒的多数はChinaファンでした
2012年の反日暴動あたりを境に対中感情は冷え
2019年の武漢コロナにおける政治対応に疑義を覚え
2020年のアメリカ大統領選ではChinaのアメリカ浸透が浮き彫りにされ
2021年の衆院選で日本の大手メディアもフツーじゃないと気付いた
ネットユーザーは多いのではないでしょうか
そのむかし韓国の友人と組んで山間の町に内外の学生を迎え
夏になるとドンチャン騒ぎを繰り返したものでした
韓日の政治的対立と「個人のつきあい」は違う
おれたちは政治に振られることなく個人の交流をしよう
とする友人の言に賛同し、彼もぼくも宝石のような時間を
若者交流に捧げました(というか自分らも愉しみました)
なるほど国家とは別に個人の世界もあるわけで
政治など知ったことか、オレはオレだと思ってきましたが、それは
両国の政治的安定に支えられた個人の自由であったことに気付きました
個の集積が国家であれば、個と国家はフラクタルな関係をもちます
それが極端な形を見せたのが近ごろのChinaではないでしょうか
14億の民はてんでんばらばらな考え方をしているはずですが
そこに国家の意思が差し込まれると一方向に向かざるをえません
米英豪カ日オランダニュージーランドの艦船が南東シナ海を遊弋し
親中派のメルケルが去ったドイツも人権を盾に対中姿勢を変えようとしています
ChinaとRussiaの艦艇が並んで津軽海峡から大隅海峡を抜けました
香港を落としたChinaは台湾に武器を突きつけ
Russia軍はウクライナに集結し火を吹かんばかりの勢いです
ざっくり世界が二分された中で日本国はどう動くのか
気がつけばけっこうなトシになっちまったひとりの民として
自分は何をしてきたのだろうかと
節目節目の写真を見ながら振り返る予定です
お付き合いいただければ望外の幸いです
本年が良い年でありますように !
令和4年 正月元旦
ひとり旅拝