ハノイ 2019.10.24
二輪を発明したのはドイツ人かと思っていたら
フランス人説もあります、しかし戦後
世界のバイク界を席捲したのは
ピカピカのこいつは脇腹にスズキのマークがあります
乗っても磨いても嬉しいバイなのでしょう
ハノイ 2019.10.24
おっとこれがたまるか、カッコええと流し取りした写真は、たまたまですが構図どんぴしゃ、旧宗主国フランスを思わせる街並みによく似合うお洒落バイクでした。タイヤの泥よけを外したところがワイルドで、ぴかぴかに磨いた革靴の下で消音器がちょん切られています。切れたパイプの先からエンジンの燃焼音が丸ごと吐き出されるので日本ならたちまち「御用」ですが、ケチなことにはこだわらないのがハノイです。バイザーの下の黒眼鏡がキリッと締まり、昼間なのに点灯したライトの色合いもよく、パソコンの壁紙にして眺めているうちに映画「大脱走」のラストシーンを思い出しました。
2022.06.08記 つづく
< 2022年の現在史 >
日経新聞2022.06.07一面に「はやぶさ2 砂に生命の源」と見出しを置いて「小惑星りゅうぐうから地球に持ち帰った試料の砂から生命の源となるたんぱく質の材料のアミノ酸が見つかった」との記事がありました。「生命の活動にはたんぱく質や水が不可欠だが、その材料がどこでつくられたのかは、地球か宇宙かで学説が分かれて」おり、今次の発見で「地球外の天体にもアミノ酸が存在する可能性が濃厚になった」とのこと。これは生命科学の歴史をゆるがす大発見です。
宇宙関係者の最終目的は生命のルーツをさぐることにあります。火星探査機Perseveranceのミッションは「生命の痕跡」を探すことにあり、宇宙の歴史を138.2億年と算出したビッグバン仮説もまたヒトが住む太陽系のルーツを訪ねる学術の旅と言ってよいでしょう。鮭が川へ戻るようにヒトもまた故郷を恋しく思います。親のない子が成長し、ふと自分は何者かという想念にとらわれたとき、あらゆる手段を使って親を探すことでしょう。辛苦の果てに親と面会した子はいかなる表情を見せるのでしょうか。それは研究者が地球外のアミノ酸から生命を誕生させた瞬間に見せる顔かもしれません。
ソ連崩壊後のロシアでは宇宙技術の進化が停止したようです。のみならず宇宙船への往還機まで「特別軍事作戦」におけるNATOとの取引材料に使いそうなので、もしもそうなればロシアの名誉は地に墜ちます。中国は探査機を月の裏側へ降ろし、いま火星探査を始めてもいます。たまにそれらしい映像を配信していますが、あれって本当だろうか、失礼ながらCGではないかという疑念も拭いきれません。本当だとしても所詮はアメリカが開発した宇宙技術の写しであり、探査目的もまたアメリカ発の着想に由来します。真の目的が軍事⇒国威発揚にあることは疑う余地もありませんが......
プーチンは戦術核を使うのだろうか? もしもエスカレートして戦略核を撃つことになったら人類の歴史は終わり、おれの人生も終わると普通に想像力のある人なら誰だって考えます。中国が保有する核爆弾は米ロに比べればわずかなものですが、そもそも歴史を終わらせるには800発ほどあれば充分だという説もあり、更には都市を狙わなくても成層圏で爆発させればEMP(電磁パルス)が地上の電子機器に潜り込み、広範囲に渡って文明は終わるというリアルな説もあります。武力の争いは崖っぷちに来ました。
そんなことより
軍事のステージから
文化のステージに移行してはどうか
と思うわけです
国を挙げて生命のルーツを探る
先行した国家は他国の賞賛を得る
そのことを国民が誇りに思う
後塵を拝した国は全力を挙げて新型ロケットの開発にいそしむ
という文化のリングが作られ
そこに人類の意志が統合されれば
井上尚弥のボクシングよりスリリングな闘いになるかも
JAXAは次なる目標として
火星の衛星フォボスからの
サンプルリターンを挙げました
アメリカ、中国は火星の土を持ち帰るそうです
そのノリで世界をあげて
宇宙オリンピックが展開されれば
FIFAワールドカップみたいに世界は熱狂します
核の火に焼かれて死ぬよりマシだと思いますけどね