車中泊して目が覚めた朝の一枚
頭部を中岳に向けた”噴煙ドラゴン”です
阿蘇の中岳はしょっちゅう噴火を繰り返しています
今のところ火口から煙を上げる程度で済んでいますが
地下のマグマが一挙に噴出したら「破局的噴火」になります
「んなバカな」と思っていましたが
退職前の裁判長は不思議な判決を出すことがあり
子どもでも分かりますけど
問題は発生頻度と確率なわけで...
脱線します⇒2017年
NHKの受信料を合憲とした
寺田逸郎最高裁裁判長は翌年定年退官しました
長い判決文をネットで落して眺めましたが
なんぼ読んでもぼくにはイミフなので途中で投げました
事の本質はNHKの政治性にあるのですけど
「それは言わない約束でしょ」って感じです
鹿児島県桜島 2022.09.13
桜島がガンガン煙を吹いていたころ
「夜は落雷みたいな火花が散ってますよ」と
阿蘇で出会った人が教えてくれました
残念ながら自分の目では目撃していません
桜島の埋没鳥居 2022.09.13
1914年(大正3年)
大噴火で埋没した黒神神社の鳥居です
大量の降灰が鳥居を埋め、溶岩流出によって
7,300年前は縄文時代です
降灰は鹿児島湾沿いの「大野原遺跡」を埋め
縄文人に「壊滅的打撃」を与えました
「アカホヤ」地層が見られるそうだから
圧縮される前の降灰層を10倍とすれば
火山灰が3mほど降り積もったことになります
鹿児島県大野原(縄文)遺跡展示館のジオラマ 2013.07.23
強固な岩盤上で暮らす
大陸のヒトにはピンと来ないでしょうが
日本列島にはプレートの裂け目が4つもあり
構造線がタテにもヨコにも伸びる特殊な地形なので
おのずと自然災害は大がかりになり
ジオラマのように長閑な縄文風景が
鬼界カルデラのひと吹きで消滅し
不毛の大地となりました
が、話はさらに
過去へと向かいます
鹿児島湾は湾そのものがカルデラであり
南部の桜島を外輪山として含みます
29,000年前「姶良カルデラ」は大噴火し
「噴煙柱は3万メートルを超えて、やがて崩れると摂氏800度近い灼熱の火砕流を時速100キロで、半径70キロを埋めつくした。仙台原発は50キロ圏内にある。まさに破局的噴火である」「火砕流圏外の南九州では(降灰が圧縮され)3メートルの厚さで堆積しており、高知県宿毛市で2メートル、鳥取県大山付近は80センチ、京都市で40センチ、東京で1センチ、東北ではミリ単位で地層に残っている」「すなわち姶良カルデラ噴火時は、南九州30メートル、高知県宿毛市20メートル、島根県大山付近8メートル、京都4メートル、東京10センチ、東北数センチとなる」(2015.06.29 author 漆原次郎 ネットより)
20mもの降灰が圧縮され2mの地層を残したという「宿毛市の観測地は具体的にどこか?」と地学が専門の知り合いに電話しました。「聞いたことはあるが新しい時代のことはよく知らない」「新しいたって2万9000年も昔の話なんですよ」「いやぼくは3000万年とか7000万年とかをやってきたので」というワケで地質世界のヒトとは話がかみ合いません^^!
そこで市議の友人を誘って車でうろうろした結果
ぼくの見立てでは宿毛市錦付近だろうと推定しました
豊後水道を渡ってわが宿毛市に20mも積もっただなんて!
在るものは
崩れ焼け埋もれ没し
モノは壊れるヒトは死ぬ
そこから文学は世のはかなさを嘆き
社会は生と死の間に特殊な文化を発達させました
元はといえばプレートのもぐり込みに発する
火山活動の結果ではありますが
つくづく日本て変わったクニやなと...
2022.11.26記 つづく
< 2022年の現在史 >
W杯対ドイツ戦が
1-0となったところで
結果は見えたので風呂に入り
出てきたらとんでもないことになっていました
短距離選手みたいに足を回し
狭い射角に打ち込んだ浅野のシュートを
YouTubeのビデオを停めながら何度も見ましたが
何であれが入るのかどうしても分かりません
ドイツやスペインがいる悪籤を引いちまいましたが
ひょっとすると今年の日本は台風の目になるかも…
PS
昨朝のブラジルvsセルビア戦では
延髄切りの故アントニオ猪木も目を覚ましそうな
空中回転蹴りゴールが見られました
DFの頭をかすめGKの指先をわずかに離れて
ネットを揺らせた球をカメラが見事に捉えています
リシャルリソン選手の空中姿勢を制御する
手足4本の位置をぴたりと収めて漫画に描けと言われたら
サッカーは戦争の代理行為といわれます
勝ちが決まったら花火の代わりに
ミサイルを打ち上げて叫べと
思ったりしますけどね