221227 ひとり旅 日本所々(12) 承久の乱D 佐渡島 パラグライダー モロッコ セネガル

 

 

 

新潟県出雲崎から見た佐渡島  2022.08.05

 

荒海や佐渡に横たう天の川  (芭蕉)

 

芭蕉が新潟を歩いたのは

旧暦7月⇒新暦8月にあたります

夏の日本海は湖のように穏やかですが

冬場は嵐のごとくです、してみれば

 

冬の「荒海」と夏の「天の川」は取り合わせが悪く

句は芭蕉の観念的創作ではないか説も成り立ちます

しかし芸術は必ずしも現実を写すものではないから

まあいいじゃんってことで…

 

 

新潟港⇒両津港へ向かうフェリーから見たカモメ  2022.08.02

 

なぜ鳥は風上に向け

羽ばたきもせず浮かんでいられるのか?

ヒミツは羽の形状にあることを近ごろ知りました

上下を流れる風によって気圧差が生まれ

揚がる力と下がる力が拮抗することに

気付いたヒトは天才です

 

 

高知県土佐市のテイクオフ基地にて  2019.11.10

 

落下傘なら誰でも思い付きそうですけども

パラグライダーで鳥になったヒトは

頭がよくて勇気もあります

 

 

離陸失敗  2019.11.10

 

たまにこういうこともあり

降りようとして木にひっかけたりもしますが

大きな事故は滅多にありません

 

 

高知県土佐市  2019.11.17

 

悟空との闘いを待つセルではなく

風を待つハングライダーです

 

 

尾翼付きのハングライダー  2019.11.17

 

パラグライダーとハングライダーは

どちらがエレガントかと問われたら

1も2もなくパラグライダーでしょう

 

パラグライダーは上下運動が得意

この日のために山形県からやってきた女性は

上昇気流をつかむなり、あっという間に点になり

「ガーいま1400mですピー」と無線の声を降ろしてきました

 

ハングライダーは水平移動が得意

100㎞/hも出せるそうですが

空中だと視野に距離があるので

さほどのスピード感はないのかもしれません

まあ乗ったことがないので何とも言えませんけど

 

( 2019.11.17 パラグライダー ビデオ )

 

 

同じ原理でウィンドサーフィンは

風に向かって斜めに進み

背を向ければ空を飛ぶ勢いです

折りあらばオレもと思ってきましたが

体力的にもう無理ですね

若い頃やっとくべきでした

2022.12.27 記 つづく

 

 

 

< 2022年の現在史 >

終わりましたがW杯

ロッコvsフランス

旧植民地vs旧宗主国の闘いは

残念ながらフランスの勝ちでした、が

スペイン、ポルトガルを倒しての対フランス戦なので

ロッコ国民には万感迫るものがあったことでしょう

 

そのむかし初めてヒコーキに乗り

フランス経由モロッコへひとり旅しました

青年海外協力隊の友人宅に居候しフランス製のボロ車で

各地に分散する協力隊員を訪ねてまわると

空き地で少年たちがボールを蹴っていました

サッカーはボールひとつで22人が遊べます

帰路はモロッコ北部の港から

フェリーで地中海を渡りスペインへ入りました

 

アフリカ大陸の人々には

海を隔てた欧州の国々に

強者vs弱者の複雑な思いがあるようです

絶対優位のスペインを負かしたあと友人から届いたメールに

 

スペインに着いたモロッコ人家族の

オドオドした頼りなさそうな風情を見て

ロッコ人だろ!

思い切り胸を張れ! 大股で歩け!

と叫んだ彼(協力隊仲間)の声を思い出す

とありました

 

ロッコに滞在した友人は後にセネガルへ異動、今次

そのセネガルも対オランダ、カタールエクアドルと勝ち上がり

最期はイングランドに0-3で負けはしましたが

欧州、南米、アジア、アフリカのうち

いちばん伸び代があったのは

アフリカ勢のようです