大分県竹田市に向かう国道57号線沿いのツリーハウス 2023.10.22
道路脇に巨大な鳥の巣が見えたので
あわててブレーキを踏むとそれは人間の巣なのでした
とりたてて必要に駆られた物見台ではなさそうだから
梯子を伝い欅の枝葉に風を受けながら
鳥の気分で一杯やるのでしょうか?
高知でもたまにツリーハウスを見かけます
庭木に鳥小屋を架けたような小振りなもので
日曜大工でも作れそうですが、費やす時間と
他者の目を省みない情熱が要ります
熊本県高森町国道265号線沿いのツリーハウス 2023.10.27
おっとこれは何じゃろとバイクを停めると
杉の巨木を囲む巨大なツリーハウスが見えました
高森ツリーハウス 2023.10.27
原木の曲がりをそのまま残し
杉のご神木を貫いて渡る不思議な造形です
高森ツリーハウス 2023.10.27
子連れの夫婦が車を停めて歩きはじめました
案内板はなく誰が何のために建てたのかさっぱり分かりません
老朽化のため危険入るなと書かれた看板があるので
遠慮しましたが入っとけばよかったと反省しきり…
ネットに内部写真があったので借用します
原木を加工せず配置した床上空間 ネットより
ネット記事によると”高森ツリーハウス”は「2000年に建てられ」一般開放されていたようです。元はといえばご神木の大杉(水神様)が倒れそうになったので支えを兼ねて建造されたものだそうですが、造っているうちにイメージが広がったか、支柱部が裾を広げ離れたところまで建築が広がっています。
ネット画面をiPhoneで撮影し
転送後にイメージ加工したもの ネットより
呆れ顔で「あれは毒キノコよ」とつぶやきました、この道を
アントニオ・ガウディーが通り掛かったらば車を停め
日本人もなかなかやるわいと髭をひねりそうです
木は繊維を断ち切って直線化するより
丸太で柱とする方が力学的には有利です
自然は曲がっているものだしヒトの体も曲がっているので
丸みを帯びた手摺りにはホッとさせるものがあります、日が落ち
森が闇に包まれると床の月影があやしい模様をつくり
物の怪が猪や蝙蝠を引き連れて跳梁跋扈するのかも…
怪しさ満点のお屋敷を歩いたかもしれません
となりのトトロや猫バスがぴたりと嵌まる空間でした
水神様は消防の役割を果たすからか、ご神木の
落ち葉を焚いたり枝葉を持ち帰ったりすると
祟りがあるそうです桑原桑原
2023.11.25記 つづく