2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

海事つれづれ五目めし200628 渚の原子力4 幌延の深地層研究センター

北海道幌延の上空から見た利尻島(ポスターの写し) 151009 手前はサロベツ原野の湿地帯。海の上に立ち上がった三角形は利尻富士と呼ばれる利尻山です。車中泊しながら北海道の道は大概走りましたが、広々とした大地をフツーに旅して人に会うことも車とすれ…

海事つれづれ五目めし200625 渚の原子力3 高知の原発計画

伊能地図に置いた高知原発設置想定図 四国電力山口亘社長は1972年「原発3.4号機は外洋へ建設したい。たとえば横浪三里とか中村など高知県を中心に構想を練りたい」と発言しました。 「海事つれづれ」200326号から4本連続で紹介したように横浪半島がつくる浦…

海事つれづれ五目めし200622 渚の原子力2 小鶴津から大鶴津へ

四万十町小鶴津の廃屋200607 断崖の小道を降りると人の住まない農家と雑草がはびこる農地があります。道路と車が発達した今なおひっそりとした佇まいの農村です。言葉は悪いですが棄てられて間もない頃とみえ、家屋の庭は掃き清められており、トラクターを入…

海事つれづれ五目めし200619 渚の原子力 1 小鶴津

四万十町小鶴津170428 観光客がどやどやっとやって来たらイヤやなと思う海岸が高知にはいくつかあります。ここはそのひとつ四万十町(旧窪川町)小鶴津の海岸です。何思うわけでもなくバイクを走らせているうちにたどり着き、おっと高知にこんな海があったのか…

海事つれづれ五目めし 200616 渚の温泉6 伝説の湧水(下)

伊能忠敬wiki ピカチュー案内板によるとすがる温泉には「日本地図の伊能忠高(忠敬)が休息に浸かったという伝説」があるそうです。 60年後に幕末を迎える文化5年(1808年) 1月15日に江戸を出立した伊能忠敬は大阪、淡路島、徳島を通り 4月21日に室戸岬、 4月2…

海事つれづれ五目めし200613 渚の温泉5 伝説の湧水(上)

すがる温泉ピカチューの案内板200314 「平家の落人」伝説は海にも山にもあり、登れば息が切れる高知県越知町横倉山には平清盛の孫にあたる安徳天皇の御陵墓があります。追手を逃れて隠れ住んだとはいえ深い山里でどうやって暮らしたのか、他にも適当な場はあ…

海事つれづれ五目めし200610 渚の温泉4  屋久島の森、高知の森

那覇から関空へ向う飛行機の窓から見た屋久島 ? 199X年 書けばキリがありませんが今少し。「月に35日は雨が降る」屋久島の年間降水量は平地で4,500㎜、山間部では10,000㎜を超えます。インド洋で発生した高気圧が季節風となりヒマラヤ山脈にぶつかって東にゆ…

海事つれづれ五目めし200607 渚の温泉3  屋久島の湯

屋久島 *Wikipedia 屋久島は湯泊という温泉旅行を思わせる地名の海岸に天然自然の湯がふたつあります。ひとつは浜に湧く湯をわずかなコンクリートで囲った温泉、今ひとつは渚に湧き海へ落ちる湯をこれまたわずかに仕切った温泉で潮が満ちると水没します。村…

海事つれづれ五目めし200604 渚の温泉2  鳳来寺山 薬研温泉

鳳来寺山 Wiki そのむかし原生的な森が残る愛知県鳳来寺山で集まりがありバイクで出かけたことがあります。鳳来寺を守る鎮守の森の杉木立は見事なもので、木漏れ日がまばらに落ちる山道で頸を上げると海の底から水面を見上げたような高さを感じます。Google …

海事つれづれ五目めし200601 渚の温泉1

ピカチューが迎えてくれる渚の森のすがる温泉 200314 高知県黒潮町佐賀から海沿いを東に行くと片流れの屋根が吹き飛んだ「すがる温泉」に出くわします。すがるは須賀留と書きますが、とりたてて漢字に意味はなさそうなので音から連想すると、奈良時代に「す…