Korea点描 リアルタイム編③

仁川空港でSIMカードを差し替えれば問題なくネットが使えると信じていました。台湾では何の問題もなかったから韓国でもと予断した自分がばかで擦った揉んだの末SIMカードは諦め、たまたま近くにお店があったWi-Fiルーターを借りました。

 
SIMカードは5日間2700円ほどですが、ルーターは日に300円→1500円で済みました。ただし10万ウォン→1万円の信用保証をクレジットカードで取られたのでカード恐怖症のぼくはなんだか不安です。ホテル予約もカード決済だからフロントで顔を合わせた段階でお金は支払われています。問題はまじめに決済してよねってことですけど、心配症なんでしょうか^^ 

 
韓国はだいぶ前からカード社会です。行政が国民の幸せを願って頑張ったとも考えられますが、消費を促し経済の活力源にしようと目論んだ説の方が正しいような^^;  いい気になって酷い目にあった人も多いんじゃないかな。

 
さて仁川空港はべらぼうに広いです。予約したホテルをGoogle mapで見ると空港のすぐ近くだから歩いて行こうとしましたが、実はとんでもない距離だということがわかりタクシーを呼びました。おまえは日本人かと訊くから、そうだと応えて会話は終わり。握りしめたスマホGoogle mapを見ていると初めは予定通りの道を走っていましたが、途中で大きく迂回しました。

 
Googleが間違っているのか、自分の入力ミスかと疑いましたが、どうやら後ろの客がGoogle mapを開いているとは知らない運転手が意図的に遠回りしたようです。それでもちゃんとメーターを傾けていたから12000ウォンのところを20000ウォン払ってお釣りを貰おうとしたら一枚足りません。

 
おかしいんじゃねって態度で示すと指で挟んだ1000ウォン札を渋々出しました。別れ際にmapを見せて遠回りしたことを指摘すると大声で何か喋りはじめてご立腹でした。正論で弱点を突かれると論点をずらしたり怒りを爆発させたりするのは、運転手に限らず、誰の心にもある反応のメカニズムです。しかし、

 
そのむかし早稲田大学は土木の教授が講演で「三師三方」なる四字熟語を教えてくれました。「土方馬方舟方、山師詐欺師教師」というのがその答え!そうか馬方とオレらは仲間じゃんて、落語ならお後がよろしいようでってことになりますチョン!(↩︎これ拍子木よ、ややこしいことまで斷らんといかんの世の中になったものです)

 
ちなみにKoreanの名誉のために付け加えておくと、その程度のことは台湾でもあったしタイでもラオスでもたぶん日本でも、どこでもある話です。運転手さんも暮らしが楽じゃないってことの証しでしょう。

 

190822記

 

 

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