リュック背負って念願の台湾をひと回りしました。バスと列車を乗り継いで台北、台中、台南、高雄と西の平原を南下し、3950ｍもあるニイタカヤマを頂点に山だらけの東海岸を台東、花蓮、基隆と上がって振り出しの桃園空港に戻り、身じろぎもできないLCCに詰め込まれて関空へ降りました。
当初、台湾は九州くらいの面積だから10日もあれば自転車で周れるだろう。どこかでママチャリを調達してイヤになったら乗り捨てればよいくらいに考えていたのですが、日本語が堪能なフロントの女性に相談すると言下に「やめなさい。危険です。先日も落石に当たって人が死にました」等々善意の忠告を受け、無茶するトシでもないし今回は様子見の旅だから素直にやめて歩きました。
なぜ台湾かと問われれば、日清戦争後の50年間日本に併合された台湾の風景を体で感じてみたい。やたら画数の多い繁体字の看板を写真に撮りたい。北と南に置かれた原発を見たい等色々ありましたが、10年もののパスポートに韓国のスタンプしか押されていないのは悔しいので、とりあえず飛行機に乗ってどこかへ出たいという衝動に駆られ、ピーチ航空で桃園空港という駄洒落みたいな旅になりました。
ブログは初めてです。使い方もよく分からないのですが、M編集長によると漫画の世界も電子化の波に揉まれ書店の数は半減したそうで、そう言えばウチの近くのブックオフも消えたなあとさみしい思いをしているうちに、もう一人の確定フォロワーでいらっしゃるIさんに背中を押され、山ほど撮った写真を整理しています。一対一ならメール交換すればよいのですが、三人になると最小単位の社会になるので、おのずと言葉遣いも違ってくるのかなとやや襟を正しつつ思うことだらだらの徒然草をさせてもらいます。
171217記
