ひとり旅 211121 対馬の寄り道 (2 別府 モロッコ 天ヶ瀬温泉
林道から由布岳を仰ぐ 2021.09.30
別府周辺には緑の禿げ山が広がっています
けっこうな面積が視野を覆うので
九州の山って木がないのかなと錯覚しますが
もちろん温暖湿潤気候の山々は樹木だらけです
牧草地はかつて軍馬を養った牧のなごりらしく
阿蘇の草原では牛が寝そべって反芻しています
そのむかし生れて初めて飛行機というものに乗り
南回りでアラビア半島に差しかかったとき
窓の下にしわしわの大地が見えました
沈む夕陽を追いかけて飛ぶので
西へ向かう空から長い夕暮れが愉しめます
赤茶けた大地に斜光線が陰影をつけ
砂漠がどこまでも広がっていました
レンタカーでラバト、カサブランカ、フェズといった
主要都市を案内してもらったことですが
都市間を線でむすぶ道の周辺は
土漠とでも呼ぶべき不毛の大地でした
モロッコ内陸部の「木登り山羊」 1981.08.??
乾燥地のヤギ君は
柔らかい葉を求め、とうとう
てっぺんまで登りました^^!
日本の土地は放って置いたら
たちまち草が生え、木が立ち
緑のジャングルがあらわれます
あとは野となれ山となれという諺は
砂漠の民には理解できないでしょう
今日はよい天気ですねという挨拶は
向こうでは雨の日を意味します
小雨がぱらつくとラジオが騒ぐほどだから
年間降水量日本一の高知県にやってきて
時間雨量100㎜の雨に打たれたら彼ら気絶するかも、、
緑の少ない北アフリカ3カ国で長く暮らした友人と
緑だらけの四国の森をドライブしていたとき、彼はふと
おれは緑がきらいじゃないよ、だけど
「こうまで森が深いと鬱陶しくなる」
とつぶやいた言葉が耳に残っています
由布岳南面の山 2021.09.30
ヒトが樹を伐り草原に変えた山肌もちょっと
気を抜くとたちまち野となり山となります
ぜいたく列島の九州では
天から降りた水を木の根がつかみ
水はゆっくり地下に浸透しマグマの熱を受け
湯になって戻る森と温泉のクニでもあります
ここ天ケ瀬温泉には
入湯料100円で入れる天然湯があります
囲いも何もないヌーディストクラブです^^!
火山国アイスランドを訪ねた知り合いによれば
あの国にも温泉はあるけれど「水着で入る」とか
台湾の温泉は見学しそこねましたが
彼の地の温泉(露天風呂)もまた水着必須のようです
修学旅行に生徒引率した先生が
パンツをはいて風呂に入った子を注意したそうな
家庭湯が普及し若い子の風呂概念が変わったのでしょう
幕末から明治にかけて日本を訪問した白人が
腰を抜かすほど驚いたのは男女混浴の風景だったらしく
西洋の画法で精密画が残されています
恐山 2013.05.23
青森県恐山の麓には有名な薬研温泉があります
周辺には所々にさほど名のない温泉があり
最近まで混浴だったのですが問題があって
「今は時間で割っています」
という谷間の本物温泉がありました
入浴料が只だったのは核関連の補助金で潤ったのかなと
ついいらんことを考えたり、、
池江璃花子 ネットより
オリンピックの決勝で
彼女の名を呼ぶ予定でしたが、、
だいぶ前から水泳大会の観客席に一般人が
望遠レンズを持ち込むことは禁じられています
今のスマホは恐ろしい性能をもつので
着信音が聞こえたからといって
うっかり取り出すと不審者扱いされますネ
しかるにIOCはビーチバレーなどという
怪しい競技を導入し涼しい顔をしていますが
あれって視覚的性搾取ではないのか
あるいは○○物陳列罪ではないのか
それとも鍛えぬいた肉体の持ち主にバカな男たちが
からかわれているのかよく分からないところがあります
「女性の話は長い」と言っただけで
虎視眈々のメディアに前後を切り取られ
トップの首がすげ替えられる時代に
イミフな話ではあります
針葉樹と広葉樹の混交林が美しい英彦山 2021.10.07
対馬からの帰り福岡・大分にまたがる英彦山を走っていると道端に天然湯がありました。折角だから寄ってみようと入湯料300円を払うとコンヨクがどうとかいう声が背中に聞こえました。小道を通って谷間を下りると四角い湯船につかったおばさん若しくはおばあさんが二人こっちを向いたので思わず後ずさりしたら「お兄ちゃんかまんよ」だと、そういやマスクで年齢不詳だったのかとしょうもないことを考えながら間をおいて出撃したことでした。
素っ裸の野郎どもでごったがえす町場の大浴場は苦手ですが、山から引いたパイプからこんこんと天然湯が流れる源泉掛け流しの温泉につかり森の音、鳥の声に耳を傾けるのはわるくないです。
鉄輪カンナワ 2017.0715
コロナ前の別府は
韓国人観光客でごった返していました
韓国にも温泉ウンチョンはありますが
温泉を地獄と呼ぶ鉄輪のように
天然の地下湯がばんばん湧いてくるかどうか
鉄輪 2017.0715
釜山に近いトンネ温泉が有名ですが
別府のように溝から湯煙が立つところは見たことがありません
地獄の湯の花 2017.0715
韓国の若い子が「日本はいいな温泉があって」と言うから
と言ってやりました
阿蘇中岳噴火 2014.11.29
2021年の今また阿蘇の中岳が噴火しましたが、火山なんて可愛いもの、九州はカルデラの島なのです。阿蘇が町ごと大火口であることを連中知らないのでしょう。熊本の阿蘇カルデラ、鹿児島は錦江湾の姶良カルデラ、阿多北部カルデラ、阿多南部カルデラ、とどめは枕崎南部の海底にひそむ鬼界カルデラが九州を真っ二つに割っています。
愛媛県伊方原発が停止命令を受けたのは、豊後水道の向こうにある阿蘇カルデラが破局噴火し、外輪山の内側を丸ごと吹っ飛ばしたら火砕流が豊後水道を渡って四国へ押し寄せる⇒原発がヤバイと判断したからでした。とても豊かな想像力をもつ裁判長は人類破滅の危機を背負いつつ判決を出したようです。(すぐにひっくり返されましたけど)
天ヶ瀬温泉の看板 2021.09.30
川沿いの狭い道に温泉宿がならび浴衣姿の観光客が散策したであろう天ヶ瀬温泉も時代の波には逆らえず、裏手の山を国道が抜け、かつての風情はありません。拙宅のある団地でもいつしか子どもの声は消え、歩くのもやっとというお婆さんが杖をついたりデイサービスの車がゆるゆる走ったりしています。ヒトが歳をとるように団地も温泉地も年を重ね、やがて選手交替して活力を取り戻すか、あるいは耕作放棄地のように荒れ果てるか、ふたつにひとつの運命が待っています。天ヶ瀬温泉では川沿いの改修をふくめ再開発の槌音が聞こえてはいますが、コロナにやられ苦戦は明白です。
2021.11.21記 つづく
追記
コロナの尾身茂会長がイミフな会見をしました。
2021.11.16付毎日新聞は「ワクチン・検査パッケージ、本当に有効? 実証不足でも政府推進」と題し「接種から時間がたつと感染予防効果が下がる。▽検査には限界があり感染者を見逃す場合もある。▽パッケージを使っても感染リスクは残るため一定の感染対策は必要と課題を列挙している」とあります。
同日付朝日新聞は「効果と限界、常に評価を」と題し「尾身会長は『レベル3になったら何が何でも継続するというような考えではなく、状況をしっかり分析していくことが重要だ』と述べ、感染状況に応じて柔軟に判断する重要性を強調した。ワクチンについては『効果もあるが限界もある』とも指摘した。一方、ワクチン接種証明の有効期限について、尾身氏は『政府は今のところ有効期限は決めていないが、接種後、数カ月経つと感染の防御の効果は落ちる。有効期限についても、なるべく早い時期に結論を出した方がいい」とも述べた』と発言部のみ引用しています。
要するに注射を打っても効果がない。PCR検査をしても意味がない。接種・陰性証明が有効かどうかさえ分からない。ひっくるめてコロナのことは分からないと会長が本音を吐いたわけです。それは、だいぶ前に井上正康医師が予告していたことと重なります。
一方でK防疫を自慢していた韓国では感染者(陽性者)数が急拡大し、ワクチン接種率が高いイスラエル、ドイツを含む欧州でも感染拡大し、突如として終息した日本だけが世界と異なる動きをしているようにも見えます。▽尾身会長は、政府に対し言うべきことは言った。あとは政府の判断だという責任回避の発言もしているのですが、それはないやろ会長さん、あなたの言葉で仕事を失い、命まで捨てた人がいるのにとぼくなど思いますけど、
何でもありのネットに「菅元総理が取材陣の前で打った注射針は皮膚に押しつけると引っ込んでいましたね」という✳︎書き込みがありました。ワクチン接種を理由とする死者が1300人を超えた今、万にひとつも首相に害を与えることがあっては国の大事ゆえ、お芝居もアリかなと同情しつつ何なのこれ? と狐につままれた気分です。以上ぼくの個人責任で主観を述べました。
✳︎補註、ネットに菅元首相の注射ビデオがあります。画面を拡大しスローで見ましたが注射針は刺さっているように見えますけどね。針はさておき「中身が生理食塩水かもしれんぞ」というカキコを含め、ご関心のむきにはビデオをお確かめください。